2011年04月24日

「検察側の証人」

久々のクリスティでした。
中学時代に凝って読み漁り、その反動で「もういいや」と言うウン十年を過ごしたのですが、短編はほとんど読んでいなかったのでした。
ミステリは長編(できれば重厚な)が好みなので、短編にはあまり手がのびないのです。

この短編集は、ミステリと言っても幻想的な話が多く、そのほとんどに精神病医や学者が出てきます。
幻想的な物話は、ちょっと的をはずしたなと感じることもしばしばなので、実はあまり期待せずに読み始めました。

しかし、面白いものは面白い。
あらためてクリスティの凄さを実感です。
話によっては、なんだか萩尾望都を思い出すような雰囲気のものもあったりして、ちょっと顔がにやけました。

タイトルを見るとすぐに内容が思い出せるような、味わい深いものばかり12編。
古い時代に書かれた本を読むと感じることが多いのですが、文章に無駄がないというか、さくさくしていて、けれども充分。短編だからでもあるでしょうが、だれることのない読書も久し振りだと言う感じがしました。

幻想的なものばかりではなく、本格的な謎解きものも入っています。
おすすめです。

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