2006年10月07日

「天使が震える夜明け」

久々に楽しめました。
カバーと日本語タイトルの印象から、恋愛メインのサスペンスかと思って、しばらく買うのを躊躇っていたのです。でも、読んでよかった。
よく練られたプロット、冴えた人物造形、展開の早さ、色んな要素が詰め込まれているのに、あっという間に読めてしまい、読み終わるのがもったいない感じでした。
恋愛という面から言えば、マイクル・コナリーのボッシュシリーズ程度の味付けです。

ウィスコンシンの田舎、ある教会で老夫婦が射殺される。一方、ミネソタではコンピュータゲームを真似た連続殺人事件が起こる。この二つの捜査が同時に進みます。
当然、登場人物も多いのですが、この人誰だったっけ?ということにはならないのです。人物の描き方がうまい上、エピソードも良くて、それぞれの登場人物に愛着が湧いてきます。ほんの少し登場するだけの脇役の人でさえ、良い味を出しているんです。

欲を言えば、犯人の過去や、モンキーレンチ面々の大学時代の事件について、もう少し詳細に知りたかった。もしかして、そのあたりはスピード感やページ数のために、敢えて書かれなかったか、削られたかなのだろうか?と、読後にひとり憶測中です。

天使が震える夜明け (ヴィレッジブックス)天使が震える夜明け (ヴィレッジブックス)
P.J. Tracy 戸田 早紀

ヴィレッジブックス 2006-09
売り上げランキング : 277716
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/25034854

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。