2010年01月08日

「リンゴが教えてくれたこと」

木村秋則さんの本を、やっとやっと読みました。
まずは「奇跡のリンゴ」、そして「リンゴが教えてくれたこと」の2冊です。

テレビでよくやっているので、木村さんが何をなし、どういう人であるのかはだいたいわかっていました。
「奇跡の〜」の表紙にもなっている"笑顔"を見ると、なんとも暖かい気持ちになれますが、きっとお会いするとその魅力に引き込まれてしまうのでしょうね。
「奇跡のリンゴ」の方は、書いた側の木村さんに対するそういう思いもあふれているのです。

今でこそ無農薬や自然栽培も理解されるようになってきましたが、あのバブル時代に極貧の生活をしつつ、よく諦めずに続けられたものだと、知っていても驚きでした。
その無謀ともとれる挑戦を、家族が許してくれたこともすごい。木村さんだけでなく、この家族のみんなが、胆力のあるというか、とんでもなくすごい人たちなのではないかと思いました。
そうさせる力が元々木村さんにあったんだろうけれど、自己主張の裏にあるのは我欲、という人が多い中、これは感動的です。

「リンゴが教えてくれたこと」の方には、リンゴだけでなく、稲や野菜を育てたり、虫たちを観察してわかったことなどが詳しく書かれています。そのひとつひとつが、とっても面白い。
きゅうりの蔓が指に巻き付くかどうか、などというくだりは、もうやってみたくてたまらなくなりました。

こんなに研究してて、学者も知らないようなことに気付いていて、それを惜しげもなく教えてくれる。そして木村さん自身は、もっとずっと遠いところを見ている。これは影響されます。
自然であることと、自然栽培をすることは違うし、農業が職業として成り立たなければ意味がないわけですが、今後、少しずつ変わっていくであろう日本の農業がどんな風になるのか、興味深々になってきました。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録

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リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)

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タグ:木村秋則

2009年12月20日

「庭木の自然風剪定」

こんな本を探していたんだ!という本でした。
雑木に魅力を感じる人は増えていると思うので、この本の目立たなさ(目立たないと思うのです)がもったいない。私はたまたま図書館で見つけました。

単純だけど永遠の課題、"どの枝を切って、どの枝を残すのか?"が、図解でわかりやすく載っています。読んだらすぐにも剪定したくなります。
樹形ごと庭木を分け、剪定のコツのようなものが凝縮して書いてある感じでしょうか。わしわし育って困るような株立ちの低木など、ああ、そうかと。

実用的なのですが、著者の感覚や考え方にも共感でき、なかなかお気に入りの本となりました。

庭木の自然風剪定庭木の自然風剪定

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タグ:峰岸正樹

2009年12月11日

「堆肥のつくり方・使い方 − 原理から実際まで」

とてもとても参考になりました。
堆肥、ボカシ、土壌改良剤などなど、使ったり耳にしたりしていても、ぼんやりとしか理解していない、というのが現状でした。
この本を読んだから今日からバッチリ!とまでは言えない(これは私の個人的な問題で、本書の問題ではありません)けれど、もっと早く読むべきでした。

データも多くて写真も入っているし、構成自体、"わかりやすさ"を重視している印象です。
何でもそうですが、あまり突っ込むと専門的になりすぎて理解できない。かといって誰でも簡単にできるシリーズでは、知りたいことはわからない。そういう意味で、この本はよくできていると思います。

堆肥の水分量を測るのに、手で握ってみる方法がありますが、本書には、水分量50%だとこのくらい、55%だとこのくらい、というように写真入りで紹介されています。言葉だけよりも感覚的に理解できるので、親切だなぁと。
その他、堆肥作りの失敗例と原因、対策なども表になって載っています。

堆肥のつくり方・使い方―原理から実際まで堆肥のつくり方・使い方―原理から実際まで

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2009年10月27日

「山野草の庭つくり」

図書館で借りたのですが、これは買っておきたい!
新しい本ではありませんが、古さは感じられず、非常に実践的。
しかも、とてもわかりやすいんですよ。

植物は、自生地の環境にできるだけ近づけて育てるべきだ、とは知っていても、その自生地の具体的な気温や湿度など、ほんとうは良くわかっていないのだと、本書を読んで気付きました。

高山植物など、暑さ対策ばかりに目が行っていましたが、高山の夏の湿度は、東京の5倍だなんて、考えたこともありませんでした。
また、通風が大切だとは知っていても、なぜ大切なのか、本書を読むまで全然知りませんでした。

この手の本で一番メインの庭の作り方、各植物の特徴や育て方ももちろん詳しく載っています。
写真も多く、イラストもわかりやすいので、これはほんとうに参考になります。

四季を楽しむ 山野草の庭つくり四季を楽しむ 山野草の庭つくり

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2009年09月14日

「農業・起業のしくみ」

"農業"や"農家"がいったいどうやって成り立っているのか全く知らないことに、ふと気づきました。
直売所には日ごろお世話になっているし、大好きだけれど、いったいこのシステムはどうなってるんだろう?というのがきっかけです。

本書は、農業に転職しようとする人のために「農業をビジネスとして捉える」という視点から書かれた、おおまかな手引書と言ったものです。
とりあえず、どうやったら農家になれて、土地や田畑が手に入れられて、作物を売ることが出来て、生計が立って・・・、ということがわかります。
そのほか、農業法人に就職する方法、相談窓口一覧などもあり、現実的で実用的な本でした。

農業を仕事として選びたいけれども全く門外漢、という人には非常に有効な本だと思います。まずこの本を読むことで、その世界の入り口に立てると思います。
ひとつひとつの項目についてはさらりと説明されているだけなので、ここから自分に必要なことをひとつひとつ調べ、一歩を踏み出すことになるのでしょうが、良い一歩になるんではないかと。

別の視点でいえば、農業のしくみはざっとわかるけれども、転職を希望しているわけではない場合、読み物として面白いというタイプの本ではありません。
もちろん、書かれた目的が違うので当たり前なのですが、そういう向きには図書館でめくってみるだけでも充分かも知れません。
分厚い本ではないので、ざっと読むだけなら図書館で読んでしまえるかも。で、なんとなく世界を覘けると思います。

あなたにもできる 農業・起業のしくみあなたにもできる 農業・起業のしくみ

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2008年11月25日

「自然農への道」

"自然農法"と"自然農"とは区別されているのですね。
"自然農"の場合は、方法論と言うよりは、生き方そのもの、という捉え方のようです。
実のところ、とっかかりの部分では、観念的なのでは?とちょっと引いていました。

けれど本書を読むと、実際に職業としての農業、自然農を選択された方々の体験が綴られていて、実践の現実がわかり、触発もされました。
有機農業に限界を感じたり、何か違うと思って自然農へ転向される方が多いのも面白いなぁと。

「耕さず、肥料、農薬を用いず、草や虫を敵としない」
というのが、自然農の基本姿勢なのだそうです。
たとえば大株の雑草がある場合でも、根は土中に残したまま、地上部だけを刈り取って地面に敷く。野菜の種(または苗)は、残った株の間に蒔く。すると、数年もするとその雑草は生えなくなり、作物と共生関係を保てる草が生えるようになってくる。

そうやって、土が耕されること無く保たれると、1年でもびっくりするほどミミズが増え、数年も経つとふかふかになってくるのだそうです。雑草があると、養分は草に取られて、土は固くて、と思いがちですが、自然の摂理は全く違ったのですね。とても興味深かったです。

自然農を実践されている方々が、試行錯誤しつつ自然と向き合い、答えを見つけていく過程で、自分の生き方を思い、大きな自然の力や生きる道のようなものを見てしまうのは、当然と言えば当然のようにも感じました。
環境破壊、食糧難や発展途上国の飢餓が問題視される中、大規模農業の方向性には疑問を感じるので、自然農や自然農法という考え方には非常に共感を覚えます。

自然農への道自然農への道
川口 由一

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2007年04月21日

「バラの誕生」

紀元前から、人々はバラに狂っていたんですね。
バラの歴史や分類は、栽培本などにも簡単に載っているので、なるほど〜、と思ってはいたけど、大して気にも留めてなかった。
まぁ今でもそうだけど、この本は面白かった。
現在のように多くの園芸品種が登場したのは、ほんとに最近のことなのだと改めて実感しました。

バラの歴史と、その時々でバラに深く関わって歴史を作った人々、ギリシアやローマ時代のバラ、植物学、花譜、野生バラ、そしてバラの現在と未来。
盛りだくさんで充実した内容なのに、平易に書かれていて読みやすいのです。
これは読んで良かった。
図書館で借りたのだけど、買って手元に欲しい一冊です。

絵が綺麗だから欲しくてたまらなかったルドゥテも、彼の果たした役割をはじめて知りました。
そしてもーっとルドゥテの図譜が欲しくなりました。

バラの誕生―技術と文化の高貴なる結合
バラの誕生―技術と文化の高貴なる結合大場 秀章

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stars薔薇の科学と美学と...

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2007年04月05日

「ミニ盆栽と苔玉」 − 失敗しない育て方

似たような本を2冊も持っているけど、この本1冊でOKと思える内容でした。
この装丁、内容で1050円は安い。

中でも特に面白かったのは、盆栽歴ウン十年のおばあさんが作る豆盆栽の記事。なんと、挿し木の段階で曲付けするんですよ!
目からウロコ。ぜひやってみたいです。

ミニ盆栽と苔玉―失敗しない育て方
ミニ盆栽と苔玉―失敗しない育て方
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starsこの本1册で十分。

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何かわからないことがあったら、いつもパラパラ捲っているのは、↓の「図解 群境介のミニ盆栽コツのコツ」です。
写真がないのでわかりにくいかと思いきや、詳細な図で、写真よりよっぽどわかりやすい。入門編としては、非常に役に立つ必須の1冊だと思います。

つい衝動買いしたミニ盆栽、水はやっているけど、伸びてきちゃった。で、どうしたらいいの?、どこで切ったらいいの?という難関にぶつかると思うのですが、本書をパラパラすれば、なんとなく、あ、そういう風なのね、と。
もちろん、本書を読んだからといって、すぐに上手な盆栽ができるわけではないけれど、とりあえず何をどうすべきかはわかります。
ミニ盆栽の本ではありますが、樹種の特徴は盆栽以外の園芸でも同じことですから、参考になります。

図解 群境介のミニ盆栽コツのコツ
図解 群境介のミニ盆栽コツのコツ群 境介

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stars盆栽入門最適書

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2007年02月18日

「雑草ノオト」

道端の草や花が、けっこう好きです。
取り壊された家の残骸の隙間とか、駐車場の脇とか、草ぼうぼうでも、少し生えてるだけでも、妙に惹かれる。

この本は図書館で見つけました。一読して、買おう!と。
誰でも一度は見たことのある雑草がいっぱい載ってます。
名前、その由来、よく似た植物などなど詳しく載っていて、そこらの植物図鑑より詳しく、エピソードも入っているのでほのぼのと読めるのです。挿絵も綺麗です。

雑草だけあって、草によっては、効果的な草取り法なども書かれていて、ちょっと実践的でもあります(笑。

雑草の名前って、けっこうかわいいのが多いですよね。からすとかすずめとか、さぎとか、いぬとかきつねとか。
ただし、あまりにも直接的で、のけぞるようなものもあるんです。
私がいつもかわいいなぁ♪と思っていた草の名は、「おおいぬのふぐり」と言うことがわかりました。ふぐりって、漢字で書くと陰嚢です。ショック。あんなにかわいいのに・・・。
実がなったら、その形がまさにそのものなのだそうです。
ちなみに、学名は「ウェロニカ・カニノテスティクラタ」で、このカニノテスティクラタは「犬の睾丸」と言う意味だそうです・・・。
あ〜、舌かみそうな名前なのに、書いてるうちに"カニノ〜"って覚えちゃったよ〜。こんなの覚えてること自体が怪しいよ〜。

柳宗民の雑草ノオト
柳宗民の雑草ノオト柳 宗民

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stars勉強にも和みにも
stars雑草ノオト
stars目からウロコ・・知らない事が多すぎる
stars大地

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タグ:柳宗民

2006年04月26日

「野の草の鉢植え」

お気に入りの本です♪
私は、野原や空き地に咲いてるような草花がけっこう好きなのですが、この本のアレンジは、野原をそのまま鉢植えにしたみたいなんですよ!

そばちょこやコーヒーカップを使った、小さな寄せ植えがすごくかわいい。
四季を楽しめるように仕立てられていて、季節ごとに表情を変える草たちがまた良いのです。

アレンジもたっぷり載っていますが、仕立て方のコツ、草の性質や土の話、器の話など、とりあえずこの本を見ながら自分で仕立てられるようになっています。

私は、陶器のコーヒーカップの底に穴を開けて(穴のあけ方も載っています)、姫つるそばを植えてみました。
やらずにおれないのです。この本見てると!

四季を楽しむ 野の草の鉢植え
四季を楽しむ 野の草の鉢植え松本 尚子


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2006年04月19日

「パリのフローリスト」

実は、読んだ本ではなくて、すごく欲しい本です。
書店に行くたび眺めてますが、案外良いお値段なので、まだ買えてません・・・。
なんでこんなに高いの??

表紙は、ちょっと何の本だかよくわからない感じですが、中を開くと、パリのお花屋さんの写真がいっぱい。
それがすごく刺激的なんですよ。

こういう感性は、日本にはやはりないと思う。
色、花器、アレンジ、すべてが印象的です。きっつい色の大きな花、こんなにセンス良く綺麗に飾れるのか、とか、えっ、こういうのに活けるのか、とか、発見がいっぱいで楽しい。

花を飾るのって、いざやってみるとけっこううまく行かない(私だけかもしれませんが)んだけど、俄然やる気がおきてきます。
欲を言えば、花の名前が書いてあれば良かったのに、とそこがちょっと残念。

パリのフローリスト
パリのフローリストジュウドゥポゥム

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stars全てのページが美しい
starsパリの雰囲気が漂います〜

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2005年06月19日

「サボテン・スタイル」

この本見たら、絶対サボテン欲しくなる。
センスの良いアレンジや、きれいな写真満載です。

サボテンの育て方、増やし方なども掲載されていますけど、園芸書としては物足りないかも知れません。
でも、感覚を刺激される、という点ではポイント高いです。

サボテン・スタイル―Arrangement of cuctus & succulents
4575476285羽兼 直行

おすすめ平均
starsサボテンって楽しそう
starsおしゃれなサボテン
starsハウツーも載ってます

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