2005年05月22日

「セビーリャの冷たい目」

これはスペイン好きの人には答えられないかも知れません。
ブーゲンビリアが咲き乱れる美しい町、誰もが幸せそうで、それが当たり前の町。
そこで起こる、陰惨な殺人。生きたまま瞼を切り取られ、何かを無理やり見せられた。
この謎だけで、最後までページを捲ってしまいそうですが、南ヨーロッパの濃い香りが立ち込めていて一風独特です。それも、アフリカ大陸を含めた、ヨーロッパ南部の、歴史を含めた匂いです。

事件には、スペイン内乱から、第二次世界大戦へと続く時代を生きた、ある男の闇と秘密が、大きくかかわってきます。
美しい風景と、闘牛やセマナ・サンタ、カソリックの祝祭日、そしてイスラムの香り。内乱の非常な感覚や、大戦で北へ責めあがる部隊が味わう、寒さと絶望。
これは映画で観たいです。

セビーリャの冷たい目(上)
4151720057ロバート・ウィルスン


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2005年04月20日

「検屍官」

去年から、仕事のストレスで身体を壊しがちなのですが、最近はこういうとき、スカーペッタを思い出すようになりました(^^;)。
「検視官シリーズ」です。
なんでか効くんですよ。
主人公のスカーペッタの強さに圧倒されるからかも知れません。

このシリーズ、あまりにも人気なので、食わず嫌いしてました。
でも、1冊読んだらハマった。
もう、出てる分を一気に読みきった!

筋も面白いし、登場人物がしっかり書き込まれていて、つい世界に入り込んでしまいました。
読み終わっても、あ、あの人どうしてるかな、みたいな感じ。

面白いなと思ったのは、「疲れていても、うまく仕事をこなすコツ」だとか、「要領を得ない話しかできない相手から、重要なことをきちんと読み取る術」だとかに時々言及してあるところでした。

相手の足りなさにイラつくばかりの私には、目からウロコ。
そういう方向に、自分の頭を使えば、何事ももっとうまくいくはず。と、まぁ励まされているのです。
もちろん、そんなこと考えなくても、ミステリーとして充分楽しめます。

検屍官 (講談社文庫)
検屍官 (講談社文庫)Patricia D. Cornwell 相原 真理子

おすすめ平均
starsシリーズ最後の「神の手」までを読んだ総合点
stars当りはずれのあるシリーズ
starsラストがあっさり
stars連続レイプ殺人事件の犯人は捕まるのか!?
starsすべてはここから始まった!

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